わかめの出荷作業と定置網漁再開へ

  重茂漁協で、生活クラブ向けのわかめのパック詰め作業が6月1日より始まりました。作業開始にあたり「今回の作業は、生活クラブの組合員と一緒にやりたい。」と漁協から申し出がありました。このことは、私たちも望んでいたことなので喜んで受けました。

  6月2日から作業に参加しています。重茂への往復には4時間かかりますので、私たちの作業は10時から15時です。わずか4時間の作業ですが、継続していくには丁度いい時間です。

  工場での作業の全ては、39人の女性によって行われます。生活クラブ向けのわかめは機械詰めが通常ですが、今回は出荷を間に合わせるために手詰めも行っています。その作業の組み立て・指示からフォークリフトの操作まで全て担います。津波前は100人の働き手がいたそうですが、今は多くの人が瓦礫作業に出ているのだそうです。「わかめ作業をやりたい。」との強い思いをもった人たちの働く姿は、きびきびして本当に気持がいいです。私たちは「重茂の人たちの仕事を奪わないように。だけど心意気は一人前の作業者として。」を合言葉にしています。仕事を奪うどころかベテランの人たちの5分の1も作業をこなせませんが、取り組む姿勢は真摯でありたいと思っています。

  私たちの作業は、計量されたわかめから大きな塩の固まり、色の悪いものや異物を取り除き、芯が残っているものは手で引きます。それが出来たら「肉厚わかめ」用のパックに入れ、再度計量に回しパックしてもらいます。今回は1等・2等を混みで食べますが、この2つの違いは歴然としています。「いい部分だけを食べていたことが、良くわかった。」とは、作業に参加した組合員の言葉です。わかめの戻し方や食べ方には注意が必要です。これからは、茎わかめ・元葉(めかぶに近い部分)・天然わかめ詰めと進んでいきます。

 重茂の女性とは「支援ありがとう。助かりました。」から会話が始まりました。「私は、避難所にいるんです。」「支援物資の○○がおいしかった。」「明日はお休みなので、おはぎをつくろう。」などと、会話が広がり始めました。私たちを「お客さん」にせず指示や注意をしてくれる浜の女性との作業は心地よいものです。きちんと私たちを受け入れてくれるのもありがたいことです。作業はどれだけの時間がかかるかわかりませんが、最後まで一緒にやっていきます。作業に行ける組合員を募集しています。各支部委員長に連絡下さい。

 

 定置網は、当初「秋鮭」に間に合うように進めていました。それが、6月中には再開させる見込みとなりました。4日にはドックに保管していた定置船を進水しました。これからは網入れをする場所の瓦礫撤去をし、終了次第網入れ作業となります。それが終われば、いよいよ定置網漁の再開です。港が津波で壊滅した重茂は、定置船を停泊することが出来ません。しかし、一日も早く再開するために、しばらくは隣町の山田町の港を拠点にする予定です。      

 漁協にとって定置網漁は大きな戦力です。再開すれば、さらに重茂は活気付くことでしょう。みんなで再開を応援していきましょう。 

                                            熊谷 由紀子

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