重茂の近況

音部のワカメ加工場建設が急ピッチで進む!!

 重茂の養殖施設は3.11で全滅しました。そしてサッパ船も900隻程が流され、海での生産環境は全滅しました。

青い海

 

 重茂漁協ではそれを急ピッチで復旧に努め、養殖施設は半分の50%、サッパ船も中古の船を全国から求めて、何とか生産体制を整備するように寝ずで努力してきました。震災直後から養殖用のロープだとか網だとかの調達に奔走した漁協の北田さんは、ホッとする暇もなく次から次へと振りかかる業務に奔走しています。自宅を流された北田さんは現在仮設住まい。自宅の建設にも力を注ぎたいと思うのですがそんな暇はありません。「重茂の生産体制の目処がついてから自宅の事は考えます。今は仮住まいがあるので・・・」と。それは高坂参事も同じ事。重茂の人たちが重茂から離れないようにする「使命感」で日々忙しく動いています。

 音部のワカメ加工場は津波で全てを海に持っていかれました。残るは基礎だけ。加工場だから高台への移転は無理です。海の近くでないと役割を果たせません。

音部漁港の加工施設

 養殖施設は50%を復旧させました。それを加工する施設を準備しないと、折角復旧した養殖も無駄になります。だから音部の加工場建設は、これからの重茂の命運を握ると言っても過言ではありません。高坂参事を先頭に、加工部の後川さん、そして北田さんたちが全力を振り絞って建設を急いでいます。来年の2月末までの完成を目指して。現在は骨組みが出来上がり屋根もつきました。バックの青い海が穏やかに見守っているようです。この海に全てを奪われました。しかし、この海があるからこそ、ワカメも昆布も生産できます。自然との共存。この難しいテーマに立ち向かう重茂の今があります。 

脱原発の1000万署名に邁進する重茂

 重茂は署名活動を独自に展開してきました。現在は1.7万筆弱の署名を集めました。重茂の住民は1600人程なのでその10倍の署名です。六ヶ所問題から始まり素直に「海を汚したくない」気持がこの署名に表れています。

 重茂漁協の名前で黄色の横断幕とのぼり旗を作りました。これから宮古や盛岡に打って出て、署名を集めるための黄色の旗です。海に生きる人たちの真剣な願い。放射能で海を汚したくない・・・。という気持を内陸の人たちにわかって欲しい、という切羽詰った気持が出ています。

 年明けの1月14日に、重茂の人たちと生活クラブ岩手のメンバーで、盛岡で街頭署名を行います。黄色の横断幕とそして大漁旗を林立させ、盛岡の中心部でアピールする行動を行います。震災と福島原発事故が少しずつ風化する中、生産基盤を奪われかねない漁民の訴えは説得力があります。まるで何事もなかった感すら受ける盛岡に、大きな楔を打ち込む行動を重茂の人たちと共に行います。その火が大都会東京にも広がり、国会をも焼き尽くす願いを込めて年明けに行動します。 

 

重茂の人たちは元気です。でももっと元気になって欲しい!!

 重茂漁協の女性部から「子供たちに活力を与えたい・・・」という提案がありました。7/30のバーベキューは子供からお年寄りまで楽しんだ、と評価されています。

 そして半年近く時間が経ち、次に企画するのが1/22の音楽会です。盛岡吹奏楽団の全面的な協力を頂きました。50人60人もの楽団員が重茂を訪問し、重茂の人たちに演奏を届けます。そして一緒に音楽を楽しみ、明日への活力を蓄える企画です。重茂漁協がチラシを全戸に配布してくれます。そして重茂小学校と重茂中学校でもチラシを配布し、子供たちの参加を呼びかけてくれます。

 演奏する楽団員と参加する重茂の人たちの心が一つになるようなサプライズ。それをこれから練りに練ります。

 暗い気持だけで3.11の1周年を迎えたくない。辛く厳しい状況には変わりはないけど、その厳しさに打ち勝つ気持を持って1周年を迎えたい。これが重茂の気持だし私たち生活クラブの気持です。是非成功させたいものです。 

 

 

12/27 報告 専務理事:大木敏正 

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