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4月8日 消費材の向こう側 ~支援活動から~

私たちの共同購入を、
見えないところで支えてくれている人たちがいた!

 前夜の大きな余震で果たして支援のための「重茂便」を動かせられるだろうかと思っている所に、飯能からの大型トラックが前沢まで来ているとの連絡があった。当初の予定通り8時には、盛岡センターに太陽食品販売の12トン車2台が到着する。すぐさま、12トン車2台を先頭に2トン2台を連ねて重茂に向う。106号線をSマークのトラックが列を連なって走るその様は、感激した。みんなに見せたかった。

 今回、私は牛乳・冷凍品・中学校給食材を載せた冷凍車に同乗させてもらった。太陽食品販売の職員の話によると、福島のパーキングで地震があり、高速を降りて山形経由で盛岡に入ったとのこと。今思うに、食事も取らずに盛岡までトラックを走らせたのではないかなと思われる。

 車中、職員はガソリンの残量や飯能に戻る時間を気にしていた。盛岡センターで積み込んだ岩手の組合員のOCRを、読み取りの時間に間に合わせなければいけないからだ。このまま停電が続くと途中でガソリンを補給できるかどうかわからないし、高速が閉鎖されていると回り道をしなくてはならない。結論は、とにかく走れるところまで行き、ガソリンは飯能DCから運んでもらい補給する。何が何でもOCRだけは間に合わせる!ということになった。 

※通常であれば、センターに読み取り機を設置し、その場で発注作業ができるが、諸事情により、岩手はOCRの読み取り機を設置していない。

 重茂への道は2トン車でも神経を使うのに、12トン車となると無謀としか言いようが無い。先行く2トン車が携帯で誘導しながら安全確認していく。狭い道幅のところでは、車体は海へはみ出していたと思う。それでも前へ前へと進む太陽食品販売の職員の姿に、感動した。今回を含め直行の3便は、職員が自ら手を上げたということ。頭が下がる。

 重茂の倉庫前で、東京単協の毛布2000枚の荷下しを終えるやいなや、1台のトラックはOCRを積んで飯能に引き返した。もう1台のトラックは、11.3.11の製造年月日の付いた「茎わかめ」と「きざみめかぶ」を積み込んだ。トラックの片隅にほんのわずかの量ではあるが、出荷できる喜びは大きい。「この次は満載で!」と言い、もう1台のトラックも飯能に向かった。

 自分が食べなくとも寝なくとも、そして危険を顧みることなく共同購入をストップさせないよう力を尽くしてくれている太陽食品販売の職員に触れることができたことは私にとって大きい。トラックに同乗し、「(トラックの購入は)全て組合員のお金です。」という言葉を聞き、はじめて「物流は自分が回している。」ということを実感することができた。このようにしてOCRを運んでいるのにその中身が1点2点の記入では、そしてトラックの中身が少量では、自分で自分の首を締めていることになる。また、後方で支えてくれている人たちの思いに応えることもできない。

自分達のトラックは、自分達で責任をもって回す。
基本の「き」に立ち返ろう!!


(熊谷)

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