わかめの袋詰め作業(千葉の報告)
7月4日(月)~8日(金)千葉単協から、長峯、羽良、高橋、佐々木の4名がお伺いしました。
盛岡から「絆号」で2時間半かけて宮古まで。距離にして100km弱、かなり遠かったです…。今回の企画が組まれる前は、岩手の組合員が交代で毎日支援に行っていたそうで、その苦労は相当なものだったと思います(月曜日には引継ぎも含めてまた来ていただきましたが)。本当にお疲れ様でした。
個人的には3ヶ月ぶりの宮古。以前より瓦礫はかなり片付けられていて、他よりはやや進んでいるように感じました(その分瓦礫の山は高くなっていましたし、家は土台を残してきれいになくなっていますが・・・)。重茂の海沿いの道も補修がされ通りやすくなっていて、海の水も濁りが取れてきれいになっていました。こんなに透明感のあるキレイな水だったのかと驚きでした。
作業はわかめのパック詰めや茎わかめの選別や計量などなど。正直、パック詰めと聞いて、楽なのかと高をくくっていまいしたが、とんでもなかったです。立ちっぱなしで同じ作業をずっとやるために足は棒のように固まって痛くなるし、頭は朦朧としてきました。気分的には瓦礫の撤去のほうが楽なんじゃないか、と思うぐらい疲れました。
でも、パートの方も明るく良い方ばかりで、お金を出し合って買ったおやつや手作りのドーナツなどを出していただくなど、気を使っていただき楽しかったです。ただ、中には家を流され仮設住宅から通っている方もいるようで、それを聞いたときには何と言ったらよいのか、分かりませんでした。
重茂の課長さんにも少しお話をお伺いできましたが、昨年作ったばかりの施設も流されてしまい、また元どおりに戻すことは非常に困難であるということでした。また、三陸わかめが品薄になって価格が高騰している中、中国産などのわかめが20分の1もの安い価格で入ってきていることに非常に憂慮されていました。安いわかめが入り続けて、それが当たり前になってしまうことは非常に危険です(市場が壊れることもありますし、処理方法から安全面での懸念もあるようです)。
重茂が完全復活するまでにはかなりの時間がかかると思いますが、復活するまでの間もその後も、共同購入や支援等で協力して行かなければと改めて感じました。
重茂の皆さん、いろいろとありがとうございました。
応援しています。がんばってください!
千葉 佐々木直人