近況報告~丸寿阿部商店~
12/23に丸寿阿部商店の阿部専務から近況報告が届きました。
早いことに震災から9ヶ月が過ぎました。
お陰様で広島産ですが12月より生活クラブへの供給がはじまり、仕事が増えて、前向きに当社従業員なんとか皆無事にお正月を迎えられそうです。
クリスマスに出すと職場と家庭でケーキが重なるので、震災前と同じように今日ひと足先に従業員皆にクリスマスケーキを振舞いました。先日は、和高スパイス㈱様より十勝ぜんざいが届きました。従業員でありがたく頂戴致します。
工場の正月休みも考えましたが、仕事が出来るのが幸せな被災地の状況です。みな今年は不幸があってお正月出来ませんので正月は交代で出勤して元旦から仕事します。会社にも今年は締め縄飾りません。
○街の様子
南三陸町は、津波で震災した何もないところにイルミネーションがあったり、学校の校舎にイルミネーションが飾ってあったりします。
歌津には仮設店舗もオープンしました。
仮設住宅は二重窓や冬仕様の工事が終了しかなり快適に過ごせるようになりました。
それでも震災のストレスからか体調を崩す話を時々聞きます。
被災の状況も人によって違うし、失ったモノの大小でもないと感じました。
気仙沼でもようやく仮設店舗が数カ所オープンしています。年末に合わせて急ピッチで工事を行っています。
○浜の様子
ワカメの種付け作業も一段落し、年末まで一部の浜では瓦礫撤去作業を行っています。
先日は地元で採れたアワビを手に入れることが出来ました。
仙台ではナメタカレイとハゼのお雑煮ですが、三陸の正月には、アワビ、牡蠣、マグロ(赤い魚)は欠かせません。
年が明けたら待ちに待ったワカメの収穫に期待しています。
気がついたらもう年末、みんなそんな気持ちで年末を迎えていると思います。